式次第の書き方や例文って? 式次第の意味から司会進行で使える例文もご紹介
宴会や式典などにおける式次第は、スマートな司会進行を行うためにも欠かせないもの。
そこで今回の記事では、式次第はどういったものなのか、書き方についても解説したい思います。
また、あわせて司会進行に使える例文もご紹介。
幹事や司会役を任されたという方は、宴会を成功させるためにもしっかりと準備して臨みましょう。
目次
式次第とは
誰でも一度は「式次第」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか。
しかし、いざ説明するとなると意外とどういったものであるのか理解している人は多くないかもしれません。
ここでは式次第そのものの意味や、式次第を案内する際の例文などをご紹介したいと思います。
これから式次第を作成する必要のある方は、ぜひ参考にしてみてください。
式次第の意味
式次第とは、会社で行う新年会や忘年会などの宴会をはじめ、入社式や結婚式など、行事において催しを進める順序を表した進行表のことです。
式次第があることによって主催者や幹事、司会者などだけでなく、参加者みんなが式全体の進行プログラムの流れを知ることができます。
スムーズな進行をするためにも、式次第はとっても重要なものとなります。
式次第を使う場面
式次第はさまざまなシチュエーションで使われています。
実際、どういったシーンで必要なのか、一例を挙げてみました。
・結婚式やお葬式などの冠婚葬祭 ・幼稚園、保育園、学校などで行う入園式や入学式、卒園式や卒業式など ・会社の新年会や忘年会などの宴会 ・会社の創立記念などの祝賀会 ・授賞式などの式典 ・同窓会 |
上記の一例からも分かるように、式次第はあらゆる場面で登場します。
式や催しものの内容によって、それに応じた式次第を用意する必要があります。
式次第の種類
式次第は、会場に掲示するタイプと、参加者に配布するタイプの2つの種類があります。
式次第のそれぞれの特徴は、以下の通りです。
【掲示するタイプの式次第】 会場に大きく張り出され、誰もがすぐに進行内容を確認することができます。 大きく印刷するために業務プリンターが必要となりますが、参加者の分の印刷を省略できるというメリットも。1枚を用意するだけなので、予算の削減にもなります。 【配布するタイプの式次第】 式よりも前に参加者一人ひとりの手元へ渡るので、早くから式全体の内容を把握してもらえます。 ただし、式次第を作成や印刷が必要となり、主催者や幹事に負担がかかってしまいます。時間もかかるため、業者にオーダーする場合は、式に間に合うようにスケジュールにも要注意。 |
道頓堀ホテルで行われている式や宴会においても、かしこまった会では掲示を採用し、そのほかは配布することが多く見られます。
可能であれば掲示するタイプと配布するタイプの両方を用意するのが親切ですが、式の内容や規模によって必要に応じた式次第を用意するとよいでしょう。
式次第の書き方の例文
式次第の意味や種類をご紹介しましたが、次に実際に式次第を作成する手順や際の書き方の例文をご紹介したいと思います。
式次第の準備
式次第は基本的に主催者や幹事が用意するものですが、自分たちで作成するか、もしくは業者に依頼する方法があります。
業者にオーダーすることのメリットは、自分たちで用意する手間が省け、クオリティの高いものが仕上がってくること。
ただし、式次第をオーダーしてから納品するまでには時間がかかることもあります。申し込みを行う前に、きちんと式までに間に合うか確認を忘れずにしましょう。
また、ネットで調べると多くのテンプレートがあるため、そちらを参考に自分たちで作成する方法も手です。
パソコンさえあれば誰でも簡単に作れるので、予算をおさえたい場合にもおすすめです。
ちなみに、道頓堀ホテルでは印刷のサービスも行っております。
お客様が進行表を作成されたものを持参していただくか、メールにデータを添付して送信いただければ、そちらをプリントアウトしてお渡ししております。
コピー1枚につき白黒10円で、必要な枚数分の合計金額を実費負担でいただいております。
式次第の基本の書き方の例文
次に一般的な式次第の書き方について、ご紹介したいと思います。
祝賀会や冠婚葬祭などで見慣れている方もいるかもしれませんが、いろんな式において共通する式次第は以下の通りとなります。
【縦書きの場合】
【横書きの場合】
これらの例のように、式次第は縦書きか横書きかのどちらかを選択し、式の内容を箇条書きします。「●●会」と記しているところは、「株式会社△△ 懇親会」「第00会 ××授賞式」など、式の名称を入れます。
ひと目で分かるように、「式次第」は大きく表記しておきましょう。
また、催しものの項目の上には「一、」と書くのが一般的ですが、特にルールやマナーがある訳ではないため、「1、2、3…」と分かりやすく数字でナンバリングしても問題ありません。
文字の書体も決まりはありませんが、会社の祝賀会など厳かな式典場合は、上の例のように毛筆体の書体を使って作成するのがおすすめです。
最近はデザイン性を重視した式次第を用意するケースもあるので、ゴシック体などの書体でももちろんOKです。
開催される式の雰囲気や内容に合わせて、式次第を作成しましょう。
式次第における司会進行の例文
上述の章では、あらゆるイベントにおいて共通する一般的な式次第をご紹介しました。
ここではこの時期にも多い、歓送迎会を例に挙げて式次第に応じた進行の例文をご紹介したいと思います。
宴会などの主催や幹事、司会者などを担当することになった方は、こちらを参考に式次第を進めてください。
当日の流れを事前に把握し、台本を用意しておくとスムーズな進行が行えるでしょう。
式次第の例文①:開会宣言
まずは司会者の開会宣言からスタートします。
気持ちよく会を始められるように、元気よくハキハキとセリフを言いましょう。
「みなさま、お待たせいたしました。 本日は忙しいなか、お集まりいただきましてありがとうございます。 ただいまから、××××会社、令和●年度の新入社員歓送迎会を始めさせていただきます。 私は本日司会進行をさせていただきます、△△と申します。 どうぞよろしくお願い致します。」 |
飲み会や宴会における挨拶のポイントは過去の記事でもご紹介しているので、こちらも合わせて参考にしてみてください。
●関連記事:「飲み会や宴会の挨拶はどうする? 幹事必見の挨拶別のコツや例文を紹介」
式次第の例文②:開会の挨拶
開会の挨拶は、参加者のなかでもっとも立場の上の人にお願いします。
「それではまずはじめに、●●社長よりご挨拶をいただきます。 ●●社長、よろしくお願いいたします」 ~挨拶~ 「●●社長、ありがとうございました」 |
式次第の例文③:乾杯の挨拶
乾杯の挨拶と発声は参加者のなかで3番目の立場の上の人に依頼するのが一般的です。
少人数などのカジュアルな雰囲気であれば、司会者が開会の挨拶と乾杯の挨拶を続けて行うことも。
参加者へグラスの準備を確認して、乾杯の挨拶へとテンポよくつなぎましょう。
「ここで□□課長に乾杯の音頭をお願いしたいと思います。みなさま、お手元にグラスのご用意をおねがいいたします」 ~挨拶~ 「□□課長、ありがとうございました。」 |
●関連記事:「新年会の乾杯の挨拶はどうするべき? 押さえておきたいポイントと例文」
式次第の例文④:食事・歓談
乾杯の挨拶が終わった流れで、食事と歓談タイムへと移ります。
「それではみなさま、食事の準備が整いましたので、しばしご歓談をお楽しみください」 |
式次第の例文⑤:新入社員の挨拶
食事の後に、お迎えした方の挨拶が行われます。
歓談で会場が盛り上がっているため、参加者の注目を集めるよう大きな声で呼びかけましょう。
「みなさま、お食事やご歓談を楽しまれているかと思いますが、ここで新しく入社されたみなさんをご紹介したいと思います。 それでは、それぞれ簡単な自己紹介と挨拶をお願いいたします。」 ~挨拶~ 「ありがとうございました」 |
式次第の例文⑥:中締めの挨拶
閉会の前に、宴会を終了するために中締めの挨拶を行います。
「みなさま、宴もたけなわではございますが、そろそろお時間がまいりましたので、ここで●●部長り締めのご挨拶をお願いします。●●部長、よろしくお願いいたします。」 ~挨拶~ 「●●部長、ありがとうございました」 |
式次第の例文⑧:閉会の挨拶
最後に、司会者から閉会の言葉を述べて宴会はお開きとなります。
「それでは、この辺りで令和●年度の新入社員歓送迎会をお開きにさせていただきます。本日はおいそがしいなか、お集まりいただきましてありがとうございました。 お忘れ物がないよう、確認のうえ気を付けてお帰りください。ありがとうございました」 |
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